2021/01/19 カー用品

国内未発売のSTI「S209」に乗ってみたら、超絶魅力的モデルだった!|ワークスチューニンググループ合同試乗会|

かつてはWRC、現在はスーパーGTやニュルブルクリンク24時間レースで奮闘するスバル系ワークスチューナーSTI(スバルテクニカインターナショナル)。モータースポーツ譲りのコンプリートカー「S」シリーズを台数限定で発売すると、ものの数分で完売するほどの人気ぶり、ほかにも体幹を鍛えるクルマづくりで誰もが運転がうまくなるという独自のチューニングアイテムもラインアップする。今回は、ワークスチューニンググループ合同試乗会で、WRX STIをベースに開発された北米初の「S」シリーズであり、国内未発売の「S209」に乗る機会を得た。その走りとはいかなるモノか……。
 



STI S209

STI S209

VAB型の最終形態となるべく開発された意欲作「S209」

 
アメリカ向けのSTIチューンドモデル。2018年に発売したWRX STIタイプRAとBRZ tSに続く第3弾は、STIコンプリートカーの最高峰「Sシリーズ」では初のアメリカ向けモデルとなるS209。当初は日本市場にも導入するつもりで開発していたものの、アメリカでの型式認証の取得に時間が掛かり、国内導入のタイミングを逸してしまった。

「EJ20でS209のような拡幅のクルマをやれないか? ということで検討していましたが、先に『ファイナル』が出てしまったので、残念ながら諦めざるを得ませんでした」と振り返る、STI開発副本部長の高津益夫(たかつ・ますお)さん。スバル時代はレガシィへのビルシュタインサスペンションの導入に関わり、VAB型WRX STIのPGM(プロジェクト ゼネラルマネージャー)を務めたのち、STIではS209の開発に携わるなど、車両とパーツの双方に精通している。

STI S209
STI 開発副本部長 兼 商品開発部 部長 高津益夫氏

S209の概要は、エンジンが2.5LシングルターボのEJ25型。吸気系は量産車がプレート状のエアクリーナーなのに対し、より表面積が大きい円柱型の「マッシュルームタイプ」を、エンジンルームのギリギリに詰め込んで通気抵抗を低減。

これに大径ターボチャージャーや背圧の低い排気系を組み合わせて、燃料ポンプやインジェクターの容量アップ、EJ25自体にも鋳造ピストンとコネクティングロッド、強化バルブスプリングを組み込むことで、最高出力を量産車(310hp)の約10%アップとなる341hpまで引き上げた。

STI S209

S209が狙うのはサーキット走行におけるラップタイムの短縮。タイヤは量産車の245/35R19に対し、265/35R19とワイド化。幅広タイヤを収めるために、車体側にもワイドフェンダーで拡幅処理を施した。

ゴールド塗装のBBS製アルミ鍛造ホイールは、「EJ20ファイナルエディション」とデザインこそ同じだが、幅広タイヤに合わせてリム幅が異なる(ファイナルエディションは8.5J、S209は9J)。ちなみにこのホイールを収めるため、S209は車体側で干渉する部分をカットして収めているので、そのままVAB型WRX STIに履かせるとハミ出てしまい、車検に通らない。

STI S209

ドライバーWeb編集部

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