2020/12/25 モータースポーツ

哀川 翔が率いるラリープロジェクトが2021年に向けて発進。ラリー仕様のランクルプラドが激走!

2020年はコロナの影響で中止となってしまったアジアクロスカントリーラリー。せっかくマシンを開発していたのに…というわけでニューマシンのシェイクダウンが行われた。2021年、目指すはクラス優勝!



FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES
アジアクロスカントリーラリー2021に向けて発進!


2020年11月6日、富士ヶ嶺オフロード(山梨県)にて俳優の哀川翔さんが率いるラリープロジェクト「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の車両走行テストが行われた。

このランドクルーザープラドは、20年8月にタイ〜マレーシアで開催予定だった「アジアクロスカントリーラリー」(以下AXCR)へ参戦するために開発されてきたマシン。だが新型コロナウイルスの影響で20年大会は残念ながら中止に…。今回の走行テストは、21年大会へ向けてのシェイクダウンという意味合いも込められているわけだ。

ちなみに今回のプラドは、19年大会への参戦後、自動車整備の専門学校・中央自動車大学校(千葉県)の4年生が1年をかけて仕上げたもの。マシンを完全に分解してパーツをすべて洗浄し、傷みなどがないかチェックして再度組み上げられている。



ドライバーは、哀川 翔さんからスカウトされて19年よりAXCRに参戦している川畑真人選手。D1 GPでもおなじみの同選手は、「タイヤの接地感、そしてブレーキのタッチを含めてこれまでとはまったく違って好印象です」とのこと。タイヤはトーヨータイヤのオープンカントリーR/T、ダンパーはキング製を装着。ブレーキシステムは新たにプロジェクト・ミューを採用、さらにエンジンオイルやATF、ブレーキフルード、デフオイルなどはワコーズ製がチョイスされているのがおもな変更点だ。


●D1 GPで活躍する川畑真人選手に「ラリー出てみない?」と声をかけたのは他でもない哀川 翔さん。哀川 翔さんも18年大会までドライバーとして参戦、そのたすきを受けて川畑選手は19年大会に参戦

走行テストを順調に終えて川畑選手は、「19年の初参戦時は未知の世界すぎて大冒険という感じでしたが、今回は経験値もありますし、クルマも進化しているのを確認できました。21年こそはクラス優勝を勝ち取りたいと思います!」と力強く宣言。


●荒れた路面でもグイグイ前に進んでいくトラクション性能はさすがランドクルーザープラド。川畑選手いわく、「今後はトランスミッションのMT化も視野に入れたいですね」とのことだ

監督の哀川 翔さんは、「もちろん1位は獲ってほしいけれど、ラリーを楽しんでほしい」と言ったそばから、「でも楽しむのと結果と、両方達成してほしいですね!」と愛のあるプレッシャーをかけていた。

中央自動車大学校の4年生は、本来であれば20年大会に同行し、メンテナンスなどの作業を担うはずだった。その夢は後輩たちに託し卒業していく。だが今回自分たちが手がけたプラドが相当なスピードで荒れた路面を走破していくテスト走行を目の当たりにして、「すげえ!速い!」とキラキラした目で追いかけていたのはとても印象的なシーンだった。

そんな若いクルマ好きの思いを受けて、「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」のプラドがアジア最強になる日も、そう遠くないであろうと思う!


●哀川 翔監督、川畑真人選手、FLEXガールを囲む中央自動車大学校の生徒と先生。走行テストは大きなトラブルもなく終始順調、笑顔で記念撮影が行われた


●東南アジア特有のマッドステージに特化したM/Tタイヤ性能と、オンロード性能を両立したトーヨータイヤのオープンカントリーR/Tを装着。新たに装着したプロジェクト・ミューのブレーキシステムは安心感あるコントロール性を提供

●オフロードの世界で有名なキング製ダンパーはプラドのトラクション性能を最大限引き出してくれる


●テスト走行が行われた富士ヶ嶺オフロードにはジャンピングスポットも…同乗試乗ではどうなることかと思ったが、安定した着地にビックリ! サスペンションおよびキング製ダンパーの強じんさを垣間見た瞬間だった



●室内はスパルタンそのもの。シートはブリッド製のフルバケットに換装されている

〈文=ドライバーWeb編集部 写真=岡 拓〉

ドライバーWeb編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED

RANKING