2020/12/15 ニュース

エンジンのダウンサイジングで積載量アップ! UDトラックスの新型タンクローリー車がスゴい

UDトラックスは2020年12月1日、大型トラック「クオン」のラインアップにタンクローリー車を設定した。クオンでのタンクローリー車は、2017年4月にフルモデルチェンジで廃止されて以来の復活となる。

同車のポイントは、主力のGH11エンジン(11Lディーゼル)ではなく、軽量でコンパクトなGH8エンジン(8Lディーゼル)を組み合わせた点。エンジンのダウンサイズによって約300㎏のシャシー軽量化を実現した。これによって、決められた車両総重量の範囲内で積み荷の積載量拡大につなげている。新型車の車両総重量は22トン(※訂正しました)で、後部に就寝スペースを設けたフルキャブ車が12.3トン、ショートキャブ車は12.8トンの最大積載量を実現した。ショートキャブ車(2020年6月に設定)では、燃料油配送で最もニーズの高い16キロリットル・ローリーの搭載が可能となる。

ちなみに、GH8エンジンの開発は、日本も含むグローバルなプロジェクトとしてボルボ・グループの共通プラットフォームの一環として行われた。新型タンクローリー向けのエンジン組み立ては上尾工場で行われている。

エンジンのダウンサイズによって、心配なのは排気量の低下で走行性能に影響が出ないかである。だが、心配はご無用! 8Lエンジンと12段電子制御式オートマチックトランスミッション「ESCOT-Ⅵ」を組み合わせることで、積載能力を支えるに十分な馬力とトルクにより、スムーズでストレスの少ない快適な走りをもたらしている。近・中距離輸送中心のユーザーや積載量重視のユーザーは必要十分な動力で、より多くの荷物を運ぶというニーズを持っており、新型タンクローリーはまさにうってつけなのである。

さらに注目は、車両を傾けることができる「サイドニーリング機能」の新規設定である。車両の後軸にエアサスペンション機構をもっているが、このメカニズムを用いて、車両を傾けることで、積み荷である液体を残さないように排出できるのだ。傾けられる角度は積車時で2.4~2.8度程度。左右もどちらも可能である。このように新型タンクローリーでは実用性を向上させたのである。


●ショートキャブ車の価格は1652万7000円(税抜き)


●フルキャブ車の価格は1672万7000円(税抜き)

〈文=ドライバー編集部〉

※:「新型車の最大積載量は22トン」を「新型車の車両総重量は22トン」に訂正しました

ドライバーWeb編集部

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