2020/12/15 新車

移動する小さな家。グリーンバディで楽しむ新しい休日!|埼玉トヨペット×トイファクトリー|

ドライブを楽しんだり、日常生活の足としてのクルマに新しい快適性能をプラスしたクルマ。それがグリーンバディだ。クルマとともに過ごす休日が、もっともっと楽しくなる!



乗る・寝る・積むをこなす旅の相棒



コロナ禍以降、3密を防ぎながら家族みんなで安心・安全に出かけられ、災害時にはシェルターとしても活用できるなど、キャンピングカーのよさがあらためて注目されている。



車中泊やアウトドアライフと親和性の高いミニバンとSUVだが、弱点はシートが完璧にはフラットにならないこと。座面と背もたれの間に段差や隙間が生じ、ここで就寝するためにはクッションやマットを敷いたり、タオルを詰めたりと、何らかの工夫が必要だ。

理想は、トイレやシャワールームを備えた本格的なキャンピングカーまでは必要としないが、家族みんなが快適に寝られて、憩えるクルマ。サイズも重要で、標準的な駐車スペース(長さ5m×幅2.5m)に余裕を持って収まる乗用5ナンバー(貨物は4ナンバー)がベスト。ミニバンに例えると、Mクラスのノア/ヴォクシーと同等のサイズであればふだん使いも苦にならないはずだ。

ミニバン以上、キャンピングカー未満の「ちょうどいいサイズ」に、大人2人+子供1人分の就寝スペースと6人が前向きに乗車できるシートを備えた旅グルマが、グリーンバディのAタイプ。グリーンバディは埼玉県下で46店舗を展開する埼玉トヨペットと、創業25周年の老舗キャピングカービルダー、トイファクトリーのコラボレーションによって生まれたブランドだ。

Aタイプのベース車はハイエースバンのDXロング標準ボディ標準ルーフ。全高2m以下だからショッピングモールなどに多い自走式の立体駐車場を利用でき、全長と全幅はMクラスミニバンとほぼ同じ。商用バンならではの大空間を生かしてキャンピングカー用のシートや収納家具、ベッドを架装している。



2列目シートは前向き/後ろ向き/フラットの3通りにアレンジできる、3人がけのキャンピングカー専用シートに換装。荷室の床は傷や汚れに強い重歩行用の抗菌クッションフロアに貼り換えられ、両サイドにキャビネットを配置。助手席側には手洗いや歯磨きなどに便利なシンク(流し)と、スライドドア側から車外に引き伸ばせるシャワーが備わる。

前述した2列目シートと組み合わせて多彩なシートアレンジを可能にするのが、キャビネットの間にセットするリヤベンチ兼ベッドマット。2列目シートと着脱式テーブルを囲む「リビングモード」や、全面フルフラットの「スリープモード」に展開でき、マットを片付けるとキャンプ道具や自転車、大きな荷物を楽に積み込める大容量のラゲッジに変身。

スタンダード仕様でも車中泊には十分なスペックを備えるが、必要に応じてグレードアップオプションを追加するとより快適に。エンジンオフでもサブバッテリーから電気が供給される電装パッケージ、大人4人の就寝が可能となる2段ベッドマット、エンジン停止中でも暖房が使えるFFヒーターは人気のアイテム。

「乗る・寝る・積む」をシンプルに極めたAタイプは、クルマ旅の頼れるバディ=相棒だ。

まるで小さな家で移動しているよう!

グリーンバディは1995年の創業以来、バンコンバージョン(バンをベースにしたキャンピングカー)を作り続け、国内最多のバンコン生産台数を誇るトイファクトリー製。使い勝手のいいレイアウトや上質な内装など、同社の豊富なノウハウと高い技術力が生かされている。例えばシート生地は風合いのいい尾州織物、シンクの壁面には美濃焼タイルをあしらうなど、温もりのある素材を使い自宅のリビングのような居心地のよい空間を演出。




●後ろ向きにした2列目シートとリヤベンチでテーブルを囲むリビングモードでくつろげる


●肌触りのいいファブリックシートは織物の名産地、尾州(愛知県北西部)の高品質生地を使用。運転席と助手席も同色のカバーを装着

Check 1:家にいるかのような快適装備&空間


●庫内容量21L、10〜−18℃の間で温度を設定できるオプションの冷凍冷蔵庫(5万1000円)。取り外してアウトドアでも使える


●ルーフライニングも無機質なグレーではなく、ウッド調パネルを貼り込みリビング感を演出。タッチセンサー式LED照明を標準装備


●岐阜県可児(かに)市に本社のあるトイファクトリーらしく、ご当地の厳選素材を採用。キッチン家具の壁面には美濃焼タイルをあしらう


●350Wインバーター、12V100Aのサブバッテリー、走行時充電システムなどで構成される電装パッケージは28万5000円のオプション

Check 2:家族と車中泊もラクラク

ミニバンやSUVにはマネのできない、フラットで寝心地のいいベッドを簡単・スピーディに作れるのがAタイプのセールスポイント。フラットにした2列目シートとリヤベッドマットをつなげると最大で長さ280cm×幅120cmのベッドになり、大人2人+子供1人が就寝可能。さらに、左右キャビネット上にセットするオプションの2段ベッドマット(11万円・長さ180cm×幅150cm)を追加することで上下段がベッドになり、大人4人が寝られる。






●マットを外すと長さ180cm×幅90cm×高さ130cmの荷室に。床は傷や汚れに強い重歩行仕様


●フラットにした2列目シートとリヤマットをつなげると長さ280cm×幅120cmのベッドに


●左右キャビネット間にオプションの2段ベッドマットを渡すと、大人4人就寝が可能に


●荷室の上下仕切りにも使えるベッドマット。荷室高は上段までが72cm、下段までが30cm


Check 3:思ったよりもコンパクトなサイズと手の届きやすい価格

ノアやヴォクシーとほぼ同じ、乗用5ナンバーサイズに収まるコンパクトサイズで、乗降性に優れる両側スライドドアや衝突回避支援パッケージ、横滑りや空転を防ぐVSC&TRCを標準装備。バンDXベースにすることで300万円台〜という求めやすい価格を実現している。


■Aタイプ バリエーション&価格(※ベース車両価格+架装価格)
・ベース車両
〈2Lガソリン〉
FR(6速AT)ハイエースDX…391万9000円/ハイエースDX GLパッケージ…402万3000円
FR(5速MT)ハイエースDX…374万4000円/ハイエースDX GLパッケージ…385万円

〈2.8Lディーゼル〉
FR(6速AT)ハイエースDX…449万3000円/ハイエースDX GLパッケージ…459万9000円
4WD(6速AT)ハイエースDX…480万4000円/ハイエースDX GLパッケージ…491万円

■ボディカラー
ホワイト、シルバーマイカメタリック、ブラックマイカ、ダークブルーマイカメタリック、ライトイエロー(※DXのみ)

■架装標準装備(一例)
2列目キャンピングカー専用シート、ベッドマット、リヤサイドキャビネット、オリジナルコンパクトシンク、ウォータータンク、パネルトリム張り、フロントシートカバー、重歩行用抗菌フロア、家具調着脱式テーブル、ルーフ部パネル張り、天井LED照明

■オプション装備
電装パッケージ、FFヒーター、21Lポータブル冷凍冷蔵庫、電圧計、フロアウイングスポイラー、マルチシェード フロント3面、マルチシェード リヤ5面、上下2段ベッドマット

〈文=湯目由明〉

〈問い合わせ先〉
埼玉トヨペット
0120-319-231
www.saitama-toyopet.co.jp/

ドライバーWeb編集部

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