2020/11/24 コラム

日産ノートの「NOTE」って、「ノートブック」という意味だけじゃないんです!

NOTE(ノート)に込められた思いとは



2020年11月24日、3代目となる新型ノートが発表された。その初代は、2005年1月にデビュー。初代は、ライバルのフィットに遅れること3年半。広い室内空間を持った日産待望のコンパクトカーとして誕生した。身近なクルマとしてフィット同様にわかりやすく親しみやすい英語のネーミングを採用した点も注目された。

そもそもノートという車名には、どんな思いが込められているのか?

ノートとは英語で「音」や「音符」という意味。家で聞こえる家族の日常の「音」、毎日をリズミカルに楽しくする「音符」をイメージ。そんな毎日を記録しておく「ノートブック」の意味も込めている。日常の楽しさをさらりと書きとめておけるノートや、新品のノートが持つまっさらな気持ちのよさ、真新しいページを開く時のワクワクするような気持ちを表している。車名は生活の中で切り取った一場面を象徴的に表現しており、若いファミリーがカジュアルに使えるクルマであることをアピールしている。

車名にちなんで、2段マルチトランクを軸とした荷室の4つの収納モードを「NOTEアレンジ」と命名。車名の頭文字をとって、使い勝手のよさを訴求していた(新型の荷室はずいぶん簡素な設えにはなってしまったが…)

■Nidan Trunk Mode(2段トランクモード)

●深さ250㎜のアンダーボックスを備えた2段トランク。トランクの上下に荷物を分けて収納することができる

■Open Mode(オープンモード)

●取り外したリッドを立てかけてパーテイションとすることで、荷物の前後で背丈が違う荷物をすっきり収納

■Tappuri Mode(たっぷりモード)

●リッドを取り外しアンダーボックスの底に置くとさらにたっぷりの収納スペースを確保。大きな荷物を収納できる

■Easy Flat Mode(イージーフラットモード)

●ヘッドレストをそのまま外すことなく、簡単操作で後席のフラット化が可能。長尺物が積載できる

じつは難儀した「NOTE」の商標


さて、子供でもわかる簡単な名称だけに商標の登録には苦労したようだ。2003年秋にNOTEの商標を出願したところ、特許庁から拒絶されてしまったという。第9類(スマートフォンやカメラなどの電気制御用の機械器具の分野)にある「HI-NOTE(ハイノート)」という商標と類似しているから、というのがその理由だった。

自動車は乗り物関連の第12類で、商品の区分が違えば登録できるのだが、「HI-NOTE」の使用する商品のなかに乗り物関連の「消防艇、消防車、自動車用シガーライター」が含まれていた。だから、NOTEは拒絶されてしまったのだ。そこで、継続して3年以上日本国内において商標を使用していなかったことから、該当分野だけの登録取り消しの審判を実施。これが認められ、晴れてNOTEが登録されたのである。それだけ思い入れのある名前だったのだ。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部