2020/11/18 新車

スバル新型BRZ世界初公開!排気量は?ボディサイズは?アイサイト付きも?スペックも判明


エンジン排気量アップ!サーキット試乗でインプレッション



そしてエンジン。自然吸気のボクサー4はそのままだが、型式はFA20からFA24となった。これは、北米市場に投入済みの新型レガシィなどに積まれる2.4Lターボがベースと思われる。これにトヨタの燃料噴射システム「D-4S」が組み合わさるのは先代と同じだ。



同機は排気量アップによる出力向上とともに、先代の2Lユニットよりも吸排気効率を高め、フリクションを低減。これにより、トルクを約15%向上(21.6km→25.4kgm)させているのが大きな特徴。低・中回転域のトルクが足りなかった先代の2L。MT車では、シフトアップ時のクラッチ操作でトルクが落ち込み緩慢な操作を許容しなかったが、新型はプラス400ccの余裕によりこの点が大幅に改善したという。馬力は228hp(ps換算で224.8)とパワーアップも遂げている。

ちなみにトランスミッションも、6速MT/6速ATともに基本はキャリーオーバーとなるが、AT車はスポーツモードの制御が進化。クルマがスポーツ走行中と判断したときには、運転者の意図や操作に応じて適切なシフト操作を自動で行う。



今回、北米でのお披露目ではサーキット試乗も行われた。馬力アップはもちろん、特に中間回転域でのトルクがアップしたせいか、落ち込みを感じずスムーズに吹け上がるパワフルさが印象的。実際にステアリングを握ったテストドライバー、スコット・スピード氏によれば、2→3速のシフトアップが引っかからずにスムーズに。さらに、ボディ剛性、タイヤグリップ性能のアップでコーナリングでの粘りはかなり進化しているという。(排気量アップにより)エンジンが重くなったぶんは、各種アルミパーツとすることで前後重量配分バランスは取れている、とのことだった。エキゾーストサウンドは、より低音で心地よいものになっているとの情報も。

ドライバーWeb編集部

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