2020/11/01 カー用品

なぜ氷に超速効く!? ダンロップ史上最高の氷上性能。ウインターマックス03

ウインターマックス03の売りは
超速で氷に効く氷上性能


ダンロップは新型スタッドレスタイヤ、ウインターマックス03(以下03)を発売した。興味深いのは、従来モデルのウインターマックス02(以下02)からのモデルチェンジではないこと。02をバランス型のスタッドレスタイヤと位置付け、03は氷上性能をより特化させたプレミアムスタッドレスタイヤとして併売する。


タイヤサイズ:145/80R13 75Q〜245/40R20 95Q
価格:オープン

その中身はフルモデルチェンジを超えるもので、個人的な感想を述べれば、除水に着目するダンロップスタッドレスの本来あるべき進化形であると思う。

除水メカニズムは、氷とタイヤの間の水膜を押し出して密着するという考え方から成り立っている。03はこの密着に重視し、密着までの時間を短くすることで、優れたグリップ力を引き出すメカニズムを採用する。

そのキーとなる新技術がナノ凸凹ゴムだ。コンパウンドの中に塩のような水溶性の材料(露出すると水に触れた塩のような感じで溶けるそう)を配合することで、摩耗するトレッド表面が凸凹になるよう設計。凹凸の突起部分がいち早く水幕に到達することで素早く除水をスタート、ゴムと氷の密着時間…つまりグリップしている時間を長くとれるように設計されているのだ。

摩耗しても生まれる凹凸構造が氷に効く

●新採用された「ナノ凹凸ゴム」は、タイヤ表面にナノレベルで施された凹凸構造を持つ特殊なゴム。この凹凸が滑りの原因である水膜の除去から密着をいち早く行う。またゴム中に含まれる「MAXXグリップトリガー」は水と反応して溶ける性質を持ち、摩耗しても繰り返し凹凸構造が出現。溝が減っても安心だ。さらにゴムと軟化剤の二面性を持つ「液状ファルネセンゴム」により低温下でもゴムが柔らかく密着度をアップさせる

その実力を試す試乗会の舞台はアイススケートリンクのみだったため、タイヤの総合的な印象は語れるほどつかめていない。だが、それでも氷上でのグリップ性能は「!」くらいのインパクトがあった。

氷温は0℃近くまで高められており、歩くのもままならないほどツルツルだった。02で走ると、さすがにグリップの手応えが感じづらかった。ところが03ではそんな路面でもちゃんと手応えがありハンドルが効く。不思議なゴムと氷の密着感が手元に伝わってくるのだ。明らかにグリップレベルが違うし、吸水系のコンパウンドとは異なる独特のグリップ感と安心感がある。

雪の路面から乾燥した舗装路まで幅広く走るなら02で十分だと思うが、さらなる氷雪性能を期待したいなら、迷わず03をオススメする。

氷に隙間なく密着して密着面を最大化

●「ナノ凹凸ゴム」は柔軟性に優れたゴムだから隙間なく密着。従来品よりさらに密着を進化させ、氷に触れる「面」を最大化し、強い密着力を引き出す

〈文=斎藤 聡〉

ダンロップ
0120-39-2788
https://tyre.dunlop.co.jp/

ドライバーWeb編集部

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