2020/10/20 ニュース

メルカリってクルマやバイクが売買できたんだ!? なぜ年齢制限を実施したのか聞いてみた

ふだんメルカリやその他オークションサイトなどを嗜んでいる人ならご存知かもしれないが、じつはメルカリではクルマやバイクなどの車両本体が、メルカリユーザー同士で売買できる。

そんなサービスに関して、メルカリは10月19日にとある内容のメールを一斉に配信。ちょっと話題になっている。

その内容とは、「自動車・オートバイ関連等一部商品カテゴリーでの購入年齢制限の開始について」。20歳未満の自動車本体、バイク車体の購入を制限するというのだ。


●実際に送られてきたメール。変更日は2020年11月19日(木)の14:00〜

現状メルカリでは、未成年の取引の場合
1)両親からの保護者同意書 ※要押印(実印)
2)両親の印鑑証明書(発行日より3カ月以内のもの)
3)未成年者と両親の関係性が分かる書類(戸籍謄本や世帯全員が記載されている住民票など)
の3点を用意すれば購入可能。

なぜ今まで年齢制限を実施していなかったのか。メルカリに問い合わせてみたところ、

「メルカリはオールジャンルのお取引が可能なマーケットプレイスを目標としています。禁止されている出品物以外の商品は未成年でも取引可能です。」

との回答。じつは、大手オークションサイト「ヤフオク!」ではオークション全体の登録可能ユーザーを15歳以上(18歳未満は入札に保護者の同意が必要)としており、自動車・バイク本体などの購入は18歳以下が制限されている。それに対して「メルカリ」は未成年の場合保護者の同意があれば全年齢が利用でき、比較的ユーザーの幅も広いのだ。

なぜ今回、突然年齢制限を行ったのか。また、制限が必要となるようなトラブルがあったのだろうか。こちらも担当者に問い合わせてみたところ、

「未成年および保護者の皆さまがより安心してメルカリをお使いいただけるよう、購入を制限いたしました。これまで『メルカリ』上での車・オートバイ取引にかかるトラブルは確認されておりません。」

との回答が返ってきた。

中型バイクは16歳から、自動車と大型バイクは18歳から免許が取得できるにも関わらず20歳未満は購入できないと言うのもなんともかわいそうな気もする。しかし、(明確な回答は得られなかったが)未成年者を守り、なおかつメルカリが安全にこれからも運営するためには必要な措置だったのだろうと筆者は勝手に想像した。

またメルカリでは、自動車の取引ガイドサイトもオープンしている
https://www.mercari.com/jp/guide/car/

ちなみに、自動車・バイク本体の購入制限に関してメルカリとヤフオク以外のオークションサイトでは…

Rakutenラクマ:利用制限なし(未成年の登録には保護者の同意が必要)
ジモティー:利用制限なし(18歳未満の登録禁止)

と、利用制限のないサービスもあるようだ。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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