2020/10/11 ニュース

新型フェアレディZにGOサインを出したのは、他でもない日産・内田社長だった

10月11日の早朝、代官山T-SITEの駐車場に新型フェアレディZプロトタイプが展示された。日産パビリオンでの公開時は屋内だったため、陽光の下で初めて新型を確認できたわけだ。会場には事前の抽選で選ばれた歴代Zとそのオーナーも集結。朝早くから会場は熱気ムンムン。

アンベールされると、シャッター音とともに「結構いいじゃん!」という声。そう、デザイナーや開発陣が語るように、やっぱりクルマは実車が一番。新型はスマートさとグラマラスさがちょうどよく融合している印象で、他を威圧するような雰囲気は控えめ。それでいてじっくり眺めたくなるような存在感を放っている。

「なんか歴代へのオマージュが過ぎない?」なんて声もあるが、プロポーションに古さは皆無。今回、会場で話を聞いたZ31オーナーの娘さんも言っていたが、「レトロなだけじゃなく、新しくも感じます」という言葉がピッタリなのだ。

ほかのZオーナーたちも、「自分のZは手放さないけれど」というお決まりの言葉は付くものの、「これなら欲しいかも」と写真と実車の違いを確認したようだ。あとは、「エンジンとかトランスミッションがどうなるかですね。400R(スカイライン)のV6ツインターボなんでしょ? ちょっとパワーありすぎかな…」なんて声も。そのへんは、最大の市場であるアメリカの要望にも合わせているのだろう。ただスペックなどは今回も非公開だった。



発売時期に関して向けられた日産の田村宏志チーフプロダクトスペシャリストは、「それはお忍びで来られている内田社長じゃないとわからないなー(笑)。内田さんはZ32を好きで乗っていた人で、今回のプロジェクトを通した張本人です。そういう意味で、会場に来てくれて本当にうれしい。まあGT-Rプロトが出てきてから何カ月かで市販車が出てきましたよね。まだ言えないけどだいたい(そういった感じ)」



なんと、会場には日産の内田 誠社長がサプライズで登場していたのだ。発売時期に関しては田村氏同様に「もう少しお待ちください」という雰囲気だったが、この新型Zに掛ける思いは並々ならぬものがあるはずだ。現行のZ34が登場したのは2008年12月で、まもなく丸12年が経とうとしている。随分なご長寿であることからも想像はたやすいが、ずいぶん前からフルモデルチェンジの構想は練られていた。しかしいろいろな事情があって日の目を見ずにいた…。

そんな状況のなか、新型のプロジェクトに対して内田社長がGOサインを出したわけだ。

じつは内田社長は日産に入社する前にフェアレディZを購入したという、Zファン。田村氏いわく、「結構なクルマ好きです。マニアックな知識などにも耳を傾けるタイプなんですよ」と教えてくれた。

新型の正式デビューは、2021年末と予想。「Nissan Next A to Z」(5月28日に公開した動画)のトリを飾るのが、この新型Zということになるのだろうか。楽しみに待ちたい!

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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