2020/09/03 カー用品

【業界初の有機EL画面を採用!】パナソニックのカーナビ「ストラーダ」2020年モデルが登場。カーナビ市場最高の美しい映像に。【実機検分で実力の高さを感じた!】



パナソニックのAV一体型カーナビ「ストラーダ」のプレス向け新製品内覧会へ行き実際に触ってみた。

内覧会会場
●プレス向け発表会は東京・有明のパナソニックセンターで開催

発表日(2020年9月2日)の午前中に開催されたリモート発表会に出席していたので概要はわかっていたのだが、今回の製品の目玉である大幅改良されたディスプレイユニットを実際に見られるとあってワクワクしていた。まず確認したいのは液晶→有機ELへパネルが変更されたことによる見え方の違いだ。

CN-F1X10BLD
●セレナに装着されていた「F1X PREMIUM10 CN-F1X10BLD」

映像がさらにくっきり!驚くほど黒が締まって見える

さて、ディスプレイボード、デモカーに装着された2020年モデルの実物を見た印象だが……、従来モデルとの違いは明らかであった。
2019年モデルの液晶でも映像は相当にキレイだったのだが、この2020年モデルの有機ELでは確実にワンランクアップしている。なんといってもコントラストが格段に高められており、クッキリ鮮明で気持ちがいい。誰が見ても違いが一目でわかるだろう。

地図画面
●地図画像はクッキリと鮮やか。表示も読み取りやすい

それを顕著に感じられるのがブルーレイ映像で、黒の表現が抜群に優れている。液晶では黒は濃いグレーという感じに少し浮いて見えていたが、有機ELでは真っ黒で締まって見える。夜景などのシーンでは相対的に色彩がより鮮やかに感じられるだろう。

ブルーレイ映像
●ブルーレイや地デジの映像は美しさが一段と際立つ

ディスプレイの薄さが際立つ

実機を確認して、もうひとつ驚いた点はディスプレイ部の薄さだ。ディスプレイの最薄部は何と4.7mm! 運転席から見ると、まるで「板」のようなイメージだ。画面が10型と大きくても圧迫感がないし、何よりもスタイリッシュな見栄え。
薄さに角度調整時の頼りなさを感じるが、その心配はない。ディスプレイの端をつかんで角度を調整してもたわむようなことはなく、剛性が感じられる。ディスプレイ部は全体的に薄型化されており、上部の操作キーは丸型から楕円型に改められた。操作性も向上している。

薄さ
●操作キーは楕円型となり使い勝手がアップしている

薄さ比較
●上は有機EL搭載の新型、下は液晶搭載の従来型。厚さの違いに注目


ドライブレコーダーとバックカメラも高画質化

オプションのドライブレコーダーは従来型と同じ形状や基本性能ではあるが、映像出力を有機ELディスプレイに合わせて改良を施したもの。従来型と新型の比較映像を見ると同じシーンでも明らかに精細さが異なり、新型は鮮明ですみずみまではっきりとよく見える。

CA-DR03HTD
●オプションには車両前後を撮影できる2カメラ型ドライブレコーダーを用意


ドラレコ比較
●従来型のVGA画質(左)と新型のHD画質(右)の違いは一目瞭然だ

また、バックカメラについても有機ELディスプレイに対応した新型が登場。こちらも比較映像によると鮮明さがハッキリと異なっているうえに水平方向のカバーエリアが大幅に拡大。従来モデルは146°だったが、新型は180°となっており、左右方向をより広く映し出すことで安心感がグンと高まっているのだ。

CY-RC500HD
●オプションのバックカメラも新型が登場。画質を高めたうえ視野角も拡大した
 

バックカメラ比較
●従来型と新型では画質も見え方も大きく異なる。安心感を向上

今回は短い時間だがそれでも実機に触れることで実力の高さを感じられた。近日中にはデモカーによる実走レポートをお届けするので期待してほしい。

〈文=浜先秀彰 写真(実機検分)=浜先秀彰〉



パナソニック
https://panasonic.jp/car/

ドライバーWeb編集部

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