2020/08/31 ニュース

三菱自動車の元会長、益子 修氏が逝去

●2019年3月撮影

三菱自動車工業は8月31日、元取締役会長 代表執行役で特別顧問の益子 修氏が8月27日に逝去したと発表した。

益子氏は1949年2月19日生まれ、享年71歳。死因は心不全で、通夜と葬儀に関しては近親者にて内々に執り行われたという。なお、故人の遺志により、「お別れの会」の開催予定はない。

同社CEOの加藤隆雄氏は、「生前皆様から賜りましたご厚情に、故人に代わりまして、厚く御礼申し上げます」とコメントしている。

益子氏は、2005年1月に社長就任。「三菱自動車再生計画」を策定・実行し、当社の立て直しに尽力。選択と集中の方向性を掲げて身の丈に合った経営を目指しつつ、世界初の量産電気自動車「i-MiEV」や世界初の4WD SUVのプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」に代表される、環境にやさしい先進的な車両の開発を主導的に進めた。

さらに、同社の強みとなったアセアン地域では、故人の強みを最大限発揮し、多数の国での現地生産に成功し、大きく販売を拡大。

また、その人柄と幅広い人脈で、協力会社、アライアンス各社、三菱グループの経営者との良好なコミュニケーションにより関係を構築。

故人は16年にわたり、その経営手腕で多くの困難を乗り切り、当社に多大な功績を残した。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING