今、クルマ業界でもっとも重視されるのが安心・安全だ。Hondaは、軽自動車と登録車の垣根を越えて、さまざまな安全装備を次々に投入。そこで最新のN-WGN。使い勝手の面でも工夫にあふれ、安心・快適なパートナーとしてオススメできる1台。その詳細を、藤トモことモータージャーナリストの藤島知子が解説する。
―― N-WGN、とにかく見た目がかわいいですよね。
藤島 軽自動車って枠があってデザインしにくいはずなのに、シンプルながら安定感があって。女性だけではなくて男性にも似合うと思います。
―― それは走りにも表れてますよね。
藤島 今回乗ったのはNAでしたが、CVTがすごくいい仕事をしている。クルマが好きな人や、それこそ私たちの業界でもCVTを嫌がる人たちがいますが、N-WGNの場合はCVT特有のネガを感じさせません。具体的には、エンジン音だけが高まって車速が伸びないとかそういった類の弱点はないですね。
―― ロングドライブでとっても便利な渋滞追従付きアダプティブ・クルーズ・コントロールも魅力です。
藤島 機能だけが進化しても、走りがダメだったら長距離ドライブでは疲れてしまいます。その点でN-WGNは、乗り味が穏やかなのに芯がある感じで、ビシッと走れる。
―― N-BOXしかり、懐が深いというか基本性能の高さを感じます。
藤島 Hondaって軽自動車と登録車の垣根がないというか。インパネとかシート地の質感も高いし、いい相棒としてつき合える雰囲気がありますね。
―― しかも、創意工夫がある。
藤島 軽は、室内が広くても4人座ったら荷物の置き場に制限がある。それ、2段ラゲッジボードでブレイクスルーしましたよね。
―― 上下に荷物を分けて入れられる、なんだかフリード+みたい(笑)
藤島 いろいろ妥協しなくてもいいから、安心して選べるクルマです。
―― ボディカラーも豊富で、2トーンカラーもオシャレです。
藤島 特に女性はうれしい。女心をよく研究しているなと思います(笑)
軽規格のなかで、おおげさなキャラクターラインではなく、ふくよかさを表現。丸目のヘッドライトをはじめ、ドアパネルなどに微妙な曲面を用いているからこそ生まれた雰囲気だ。腰高感のない安定したスタイルは見た目の安心感にもつながる。
衝突軽減ブレーキは、前走車、対向車、歩行者、横断中の自転車との衝突回避を支援。さらに検知機能が進化したN-WGNは夜間の歩行者認知性能が向上。また、横断中の自転車検知まで実施。万が一の事故を回避、もしくはダメージを軽減できる。
※“衝突軽減ブレーキ(CMBS)”は、約5km/h以上で走行中に自車との速度差が約5km/h以上ある前走車、歩行者、移動する自転車、または対向車に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合に作動し、自動的に停止または減速することにより衝突回避や衝突被害の軽減を図る。対向車、歩行者、移動する自転車に対しては自車が約100km/h以下で走行中の場合に作動します
簡単操作で前走車との車間距離を一定に保ちながら走れるアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)を標準装備。しかも停止保持まで可能な渋滞追従機能付き。先行車が走り出したらスイッチ操作、またはアクセルを踏めば追従走行を再開。加減速の制御も絶妙で、ロングドライブでも心に余裕が持てて安心感がある。
※“渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)”は、0km/h以上で作動。前方車両に接近しすぎる場合には、ブレーキペダルを踏むなどして適切な車間距離を保ってください。急なカーブや加速・減速の繰り返しが少ない、高速道路や自動車専用道路で使用してください
側面衝突時、センサーが衝撃を感知するとスピーディに展開するサイドエアバッグを全体タイプに標準装備。前席用エアバッグと併せて、乗員全員の保護性能を高めている。
シートサイズがたっぷりしていて、体をゆったりあずけられるのがN-WGNの美点。さらに、Hondaの軽として初めてステアリングに前後・上下に位置を調整可能(調整幅30mm)な機構を搭載。アクセルとブレーキは踏み換えやすく、体型によらず最適な運転姿勢を取れてとても運転しやすい。
助手席前のオープントレーは乗り降りの際に体重をあずけられるように設計。ドリンクホルダーもドア側に移設し、手を掛けやすくデザインされている。またリヤドア開口部が広く、後席乗り込み時の足さばきのしやすさが印象的。シートにまず腰掛けられるため、乗り降りの際に無理な姿勢にならなくて済むのだ。
〈まとめ=driver@web編集部 写真=難波賢二〉
N-WGNの詳細はこちらから
www.honda.co.jp/N-WGN/
2024.03.19
NEWS
<最新号>ドライバー2024年5月号が発売。アコード、CR-V、クラウ ...
2024年3月19日、「ドライバー2024年5月号」が発売となりました。 ドライバーは、旬のクルマ情報を、詳しくわかりやすく、そして楽しくお届けする総合クルマ雑誌です。 11代目の ...
2024.02.09
NEWS
【解説】地方版図柄入りナンバープレートに「新種」が追加になった!
■続々と増加中の「地方版図柄入りナンバープレート」近年、人気急上昇中の「地方版図柄入りナンバープレート」。街なかでもよく見かけるし、もしかしたらご近所さんのクルマも、いつの間にか「地方版図柄入りナンバ ...
2023.11.16
MOVIE
【動画】ホンダの新型コンパクトSUV「WR-V」を先行公開!実車見てき ...
11月16日、ついに情報解禁! ホンダ「WR-V」という名の新型コンパクトSUVが公開されました。注目は価格です。ヴェゼルより全高が少し高いサイズ感のWR-V、なんと全グレードが250万円以下!? 売 ...
2023.12.19
GOODS
“足まわり”のプロショップと“トヨ ...
どんなレースでも勝てるマシンを作り込む乗用車用だけでなく、トラックやレース用のタイヤまで扱う老舗タイヤショップ、K-one。オーリンズとの提携によるオリジナルダンパーも開発する「足まわりのプロ」だ。そ ...
2023.12.21
NEW CAR
三菱自動車、トライトンを正式発表…価格とスペック公開。1 ...
三菱自動車は2023年12月21日、新型の1トン積みクラスのピックアップトラック「トライトン」を2024年2月15日から発売すると発表した。トライトンはタイで生産する世界戦略車で、日本への導入は12年 ...
2023.12.25
COLUMN
【大型SUV向けサイズも登場】ブリザックVRX3で北海道旅&helli ...
2021年に登場したブリヂストンのブリザックVRX3。ブリザック史上最高の氷上性能に加えて、長持ち性能なども引き上げたプレミアムスタッドレスタイヤだ。発売からすでに3シーズンがたち、その評判はあちこち ...