2020/03/05 カー用品

【ジャオスに聞いた】デリカD:5カスタムのお手本はコレだ！

編集部（k-kakizaki）

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4WDカスタムを知り尽くした
ジャオスならではの最旬カスタム

「オールラウンドミニバン」という唯一無二のジャンルを確立しているデリカD:5。自分らしさを表現するにはどうすればいいのか?　4×4カスタムブランドのトップランナーであるジャオスに聞いた。

文＝湯目由明　写真＝岡拓

新しい「表情」を提案

いつの時代も最新トレンドを盛り込みつつ、本格オフローダーに求められる機能性を追求してきたジャオス。歴代デリカ用のアイテムを作り続けてきたノウハウと、今の潮流を組み合わせた“最旬カスタム”を体現したデモカーを取材した。

数あるカスタムパーツのなかでも、トレンドを色濃く反映するのがホイールとタイヤだ。デリカD:5は16インチホイールがよく似合う。

「デリカD:5のデビュー当時は18インチに扁平タイヤの組み合わせが定番。弊社も16インチをそろそろ廃盤にしようかな…と思っていた矢先、急に16インチが売れ出したんです。その理由を探ると、デリカD:5にホワイトレターのオールテレインタイヤを履かせるのがはやり始めていたのです」と、当時を振り返るのは、ジャオスの内田悦哉さん。

ミニバンでありながら、ゴツゴツしたパターンデザインのタイヤと、ほどよいリフトアップがサマになる。クロカン顔負けの悪路走破性を兼ね備えたデリカD:5らしいエピソードだ。ジャオスの最新ホイールは、ラギッド感のあるゴツめのデザイン。それでいてシンプルにも見えるから、街にもアウトドアにもよく似合う。カラーの違いで、自分の目指す方向性に合わせるのが正解だ。

●JAOS ADAMAS BL5。ビードロックリングをイメージしたダミーピアスボルトと、5スプリットディッシュスポークが足元に力強さを与える4×4専用ホイール。サイズは16×7J、インセット40 。16インチはレギュラー3色、受注色2色を設定し、ニーズに応える（ハイパーブラック：4万4000円、スモークポリッシュブラック：4万5100円）

もうひとつ、カスタムで大きく印象が変わるのがフロントフェイス。デリカD:5は2019年のビッグマイナーチェンジで慣れ親しんだ縦スロットグリルから、縦目のLEDヘッドライトとハニカム模様のメッキグリルに変更。個性と存在感を際立たせた「顔」には賛否両論がある。

そこでジャオスは時間をかけて新型のフェイスデザインを検討。先日の東京オートサロンで公開されたのが、この「顔」だ。注目はアッパー＆ロアグリルの4本のシルバーガーニッシュの処理方法だろう。

●ディーゼル車の顔をイメチェンするフロントグリル。製品版はロアグリルの穴の数が見直される予定。スキッドバーはバーとプレート部のカラーの組み合わせで4パターンが選べ、JAOS LEDフォグランプ26Cが装着可能

JAOSフロントグリル	（試作品）
JAOSフロントスキッドバー	6万3800円
JAOS LEDフォグランプ26C	4万4000円

「アッパーグリルの交換だけでは視覚的な効果が半減するし、別途ロアグリルにかぶせるガーニッシュを設定すると価格が高くなる。そこで、アッパーとロアの一体構造にしました」と内田さん。目指したのは「ソース顔からしょうゆ顔」への変身。ロアグリルにはモデリスタ扱いのRAV4用ノーズプロテクターで好評の3連LEDランプを組み込むなど、ジャオスの個性をしっかり表現しながら、光沢を抑えたスタイリッシュな顔に変化した。

●前後スキッドバーと乗降性を高めるブラックサイドステップ（一部改良で設定された電動サイドステップ装着車への適合は確認中）でボトム部をぐるりと囲むのがD:5定番のジャオススタイル。フェンダーガーニッシュの素材はFRPから剛性と質感を兼備したABSに変更。助手席側のダミーボルト付きが「type X/マットブラック」。運転席側のプレーンな仕様が「type S/未塗装」。type X/Sともにマットブラックと未塗装を設定している

JAOSリヤスキッドバー	6万3800円
JAOSブラックサイドステップ	7万9200円
JAOSフェンダーガーニッシュ	type X（ブラック）：8万5800円
JAOSフェンダーガーニッシュ	type S（未塗装）：5万9400円

そして、カスタム初心者にもお薦めなのが、車高調整＆減衰力調整機構を備えたノーマル比25㎜アップのサスペンションセット。乗り心地はノーマルと大きく変わらないレベルなのに、見た目は程よくワイルドになる。後席乗員も納得の快適性と内田さんは胸を張る。