2019/12/24 Q&A

首都高で自転車を見たら、どうしたらいい?

まさかここで自転車!?

2019年もあと少し。渋滞に代表されるように、交通混乱が起こる季節でもある。とある日、driver@web編集部はとあるクルマの取材に向かうため首都高を走っていた。年の瀬にも関わらず、その日は意外と空いていた首都高。「渋滞なくて楽ちんだな」なんて思っていたら、「んんん!?」。ここは間違いなく首都高。でも、そこには「いてはいけないもの」がいたのだ。

それは、なんと自転車。ご高齢の方が乗られていたのだったが、何度も申し上げるがここは首都高。自動車専用道だから、歩行者はもちろん、自転車などの軽車両、原動付自転車、さらには125cc以下の自動二輪車は通行できない道路だ。

道交法 第四十八条の十一には、「何人もみだりに自動車専用道路に立入り、又は自動車専用道路を自動車による以外の方法により通行してはならない」とある。

その自転車に乗って首都高に進入してしまった人が、その後どうなったかは定かではない。当日のニュースなどを調べてみたが、「自転車で首都高に進入、事故」などの掲載はなかったからひと安心。

そんな、「首都高での異常事態」を発見した際、われわれはどう対処したらいいのだろうか? 首都高の説明によれば、「まずご自身の安全が第一です。身の安全を確保したうえで、通報していただきたい。その方法は、例えば「#9910」ですとか、道路に設置された非常電話などです」

 


「#9910」とは、国交省が扱う道路緊急ダイヤルのこと。全国共通で、24時間受付、もちろん無料だ。基本的には道路の穴ぼこや路肩の崩壊など道路損傷、落下物や路面の汚れなど道路の異常を知らせるためのものだが、自転車や歩行者の侵入なども”道路の異常”。#9910を使って通報してもよい。携帯電話やPHSなどからも通報可能。なぜ#9910なのかといえば、「きんきゅうトラブル」からきている。


非常電話は、首都高の場合は500m間隔に設置されている電話だ。こちらも無料で、簡単な操作で首都高の交通管制室につながる。ちなみにトンネル内では、100m間隔で設置されているとのこと。

年間400件以上も発生している「立入り」

ちなみに首都高への立入りは、年間400件以上も発生しているという。つまり、1日に1件以上! 立入りの事例としては、

1)目的地へ向かう際、スマホなどを使用し看板なども認識せず、首都高の認識なく誤進入した(あまりにも交通ルールへの意識が低すぎる)
2)高齢者の方が、一般道路と間違えて誤進入(今回編集部が見たのはこれだろう)
3)お酒をかなり飲まれた方が、高速道路としての認識ができず誤進入した(これから忘年会/新年会シーズンだからご注意を!)
4)自宅へ帰る際、道を聞くために誤進入した(確かに料金所に収受係の人はいるが、道案内がお仕事ではない)
5)過日に未払いであった料金を支払いに誤進入した(ETCカード未挿入などで通行料金が未払いとなった場合は、首都高お客様センターに問い合わせるなどで支払う。料金所では直接受け取ってくれない。そもそも進入してはダメ)

進入してしまった場合、例えば冒頭の自転車はどう扱われるのか? 基本的な対処として警視庁では、「通報があった時点で警察官が現場へ急行します。路肩に寄せたり、待避所などでパトカーに乗せて、任意で取り調べを行うなりの対処を行います」。危険な走行であることは間違いないので、安全に対処するとのことだ。

事故につながりやすい、とても危険な行為であることは明白。まず自らが進入しないこと(お酒にもご注意を)。そして、万が一発見した場合は、上記の方法で通報しよう。その際、第一優先は自らの安全であることをお忘れなく。

〈文=driver@web編集部〉

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