12月15日、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)にてTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL (TGRF)2019 が開催されました。さまざまなカテゴリーのモータースポーツにチャレンジするトヨタが、毎年行う1年に1度のファン感謝祭です。そのプログラムは多岐にわたり、すべてを見て体験するのが難しいほどの充実ぶりですが、なかでも今回の大きな目玉は来年に発表を控えたヴィッツあらためヤリスの4WDスポーツモデル「ヤリスGR-4(プロトタイプ)」の世界初公開でしょう。
WRC(世界ラリー選手権)で18年マニュファクチャラーズタイトルを、そして19年オット・タナック選手/マルティン・ヤルヴェオヤ選手がドライバーズ/コ・ドライバーズタイトルを獲得。そのTOYOTA GAZOO Racingの次期ラリーマシンを予感させる、ヤリスGR-4をファンの前でドライブしたのは、TGRラリーチャレンジプログラムの勝田貴元選手。
ほかのGRシリーズ同様大きな開口部をもったフロントマスクのヤリスGR-4は、すっきりとした3ドアハッチバックのシルエットに大きなオーバーフェンダーを備えたスポーティーなフォルムが印象的。正式な発表が予定されている20年1月10日の東京オートサロンが今から楽しみです。
最新のプロトタイプ紹介のあとは懐かしいモデルの走行。トヨタのル・マン24時間レース参戦マシン「トヨタ TS010」と同レースにて日本車で初めて優勝を飾った「マツダ 787B」がランデブー走行しました。
ロータリーエンジンで長年ル・マンにチャレンジしてきたマツダが、このエンジンを使用できる最後の年であった1991年に日本車として最初のウイニングマシンとなったあの瞬間が脳裏に焼きつきているファンも少なくないのではないでしょうか。翌92年に惜しくもその頂点には届かなかったものの、2位で初めてル・マンの表彰台をトヨタにもたらしたのが「トヨタ TS010」です。
ちなみにトヨタが念願の初優勝を果たしたのは26年後の2018年。ル・マンで勝利した日本メーカーはマツダ、トヨタの2社のみです。富士山の麓、富士スピードウェイで2つの異なるエンジン音を響かせながら走る、そんな2つのメーカーの共演を楽しめる贅沢なプログラムでした。
トヨタ、マツダのほかニュルブルクリンク24時間レースに参戦したスバル WRXや日産 GT-R、ダカールラリーに参戦した日野レンジャーなどが走行。終日天候に恵まれたTGRF 2019は最新モデルの登場から歴史的名車の走行まで、メーカーの垣根を超え、多くのモータースポーツファンが楽しめる内容が盛りだくさんの1日でした。
<文&写真=高橋 学 text & photo by Manabu Takahashi>
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