2019/11/29 Q&A

【トヨタ カローラ】日本専用の新型を出したのに、5ナンバー車を残す意味とは


2019年9月に登場した新型カローラ/カローラ ツーリング。ボディサイズは大きくなり、「カローラも3ナンバーか!」と話題となった。ちなみに5ナンバーサイズの旧カローラ アクシオ/アクシオ フィールダーは、継続販売されている。グレード名は、「EX」だ。この「EX」は3代目プリウス登場時に継続販売した2代目プリウスにも使われたグレード名。
なぜカローラも旧型を継続販売するのか? 新型カローラのチーフエンジニアを務めた上田泰史さんに聞くと、「カローラには1.5Lエンジンと5ナンバーサイズにこだわるフリート(事業者)のお客様がまだいらっしゃいますので。新型はかなり大きくジャンプアップしているものですから、そうしたニーズに応えるために、いろんな議論を重ねたうえで、あえて残すと決めました」普通に考えれば、3ナンバーの新型が浸透してきたら、ゆくゆく5ナンバーはフェードアウトというシナリオなのだろう。また、新型のボディに1.5Lエンジンを積む・・・なんて構想もゼロではないのかも? それに対し、上田氏は「正直、いつやめるかと決めているわけではありません。ただ、今後、安全面や法規対応などを考えると、新型に移行していくべきだと思います。”選択と集中”ではないですけれど。まだ(新型を)出したばかりなのでなんとも言えませんが、1.5Lを新型のボディに生かすかどうかも、われわれの課題ではあります」。ちなみにカローラEXは、1.5Lエンジンのほかにハイブリッドモデルもラインアップ。いつなくなるかわからないので、5ナンバーのカローラが欲しい人はお早めに!〈文=編集部〉 

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