2019/11/25 カー用品

夜間記録に強い! ピクセルサイズの大きな2カメラタイプのドラレコ、ユピテル「SN-TW9500d」発売

扱いやすく、明るく記録

ユピテルは2019年11月、夜間記録に強いピクセルサイズの大きな2カメラタイプのドラレコ、「SN-TW9500d」を発売した。価格はオープン(編集部調べ実勢価格:3万2800円)。
●フロントカメラユニット(カメラ部)

●フロントカメラユニット(モニター部)

●リヤカメラユニット
各所で報道されている”あおり運転”の問題もあり、最近のドラレコの人気モデルはいずれも2カメラタイプ。いざ”あおられた”ときの対策として、後方車両も撮影できるドライブレコーダーの需要が高まっている。SN-TW9500dは、2カメラタイプの最上位機種。フロントカメラに搭載された液晶を見ながら、ボタンで直感的に操作可能なモデルだ。特徴はなんといっても大きな「ピクセルサイズ」を採用しており、夜間の記録に抜群に強いこと。夜間は視界が暗く事故も多いから、万が一の状況を鮮明に記録できる心強いモデルである。ピクセルサイズとは何か? 例えばカメラに内蔵された200万画素CMOSセンサーの場合、200万個のセンサーが実装されている。このセンサー1個のサイズをピクセルサイズと呼ぶわけだが、「200万画素より、500万画素のほうが明るく撮影できる」というのは間違い。同じ感度、同じサイズのセンサーにおいてピクセルサイズを比較すると、じつは500万画素よりも200万画素のほうがピクセルサイズは2倍以上大きいのだ。

ピクセルサイズの大きさが大事

ピクセルサイズを窓に例えてみると、暗い部屋に差し込む光の量は窓の多さよりも大きさに左右される……そんなイメージ。窓が大きいほど、部屋は明るくなる。「だったら画素数を増やし、センサーサイズも大きくしたほうが、よりキレイな映像を残せる」と欲張ってしまうが、そうすると記録データが重くなり、パソコンでの再生がしづらくなる。その点、200万画素で記録できるフルHDなら扱いやすいのだ。
●前後200万画素フルHDの高画質記録。視野角は、フロントが最大163度、リヤが最大143度。フロントカメラにはHDR(ハイダイナミックレンジ)を搭載し、白とびや黒つぶれを抑制
ちなみにCOMSセンサーを大きくすると本体のケースも大きくなり、設置の際に運転視界も悪くなる。コストも上がるし、販売価格も高くなる。ユピテルは、機能性とコストと使い勝手のバランスに優れた200万画素をあえて採用しているわけだ。また今回のSN-TW9500dは、通常のセンサーよりも約3倍明るいとされるSTARVIS(スタービス)を前後のカメラに搭載。そのほか、夜間を明るく記録するための独自のチューニングを実施。暗い状況でも明るく撮れるのはもちろん、日中の白とびも低減。露出も自動補正し、きれいで見やすいデータを手間いらずで残せる。下の写真はいずれもCOMSセンサーはスタービス。暗いほうが500万画素で、明るいほうが200万画素のSN-TW9500dである。ピクセルサイズは前者が2μm角、後者が2.9μm角。夜間を明るく撮影するためにいかにピクセルサイズが重要なのかおわかりだろう。ぜひ試してほしいドライブレコーダーだ。
●COMSセンサーにスタービスを搭載した500万画素のドラレコ

●SN-TW9500d。COMSセンサーはスタービスで、画素数は200万画素。上のドラレコと比較して画素数は少ないが、ピクセルサイズは大きいため黒つぶれが少なく夜間記録に強いことがわかる

[製品概要]

・品名:SN-TW9500d・発売日:2019年11月・価格:オープン・販売方法:カー用品店、契約代理店、ネット販売など「SN-TW9500d」の詳しい情報はhttps://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/sn-tw9500d/*製品仕様などは発表時のもの<問い合わせ>ユピテル お客様ご相談センター電話:0120-998-036https://www.yupiteru.co.jp

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