2019/11/15 カー用品

【ランクル/プラド カスタム特集】現代のクルマの性能を、クラシカルなデザインで! リノカ106[フレックス]

【ランクル/プラド カスタム特集】懐古趣味じゃない、かっこよさの未来系[フレックス]

現代のクルマの性能を、クラシカルなデザインで味わいたい。そんな夢のような思いに応えたのが、FLEX(フレックス)の「Renoca(リノカ)」。リノベーションという発想は、ランクル/プラドの世界でも、より幅広いユーザー層に受け入れられているという。

●インテリアのオプションも豊富だ

リノカをひと言で表現すると「温故知新」。60年以上の歴史があるランドクルーザーシリーズの起源は、1951年に自衛隊の前身である警察予備隊向けに開発された四輪駆動車、トヨタジープBJ型だ。以降、BJ型は「ヘビーデューティ」として20→40→70系に発展。一方、ランクルシリーズに連綿と受け継がれている開発思想「信頼性・耐久性・悪路走破性」を損なわずに、オンロードでの快適性を追求したのが「ステーションワゴン」で、40系のロングホイールベース車をベースにした55を起源に→60→80→100→現行200系へと進化した。ヨンク=特種用途の仕事グルマという概念を覆し、乗用車ライクな内外装の仕立てと乗り味を具現化し、「4WDのステーションワゴン」という新たなジャンルを確立させた記念碑的存在が60系。そんな「偉大な先輩」へのリスペクトを込めて、その系譜を受け継ぐ100系に60系のアイデンティティであるヘッドライト(丸目と角目が選択可)と横桟フロントグリルを換装。見た目はクラシカルだが、中身を現代レベルに仕立てたのが、フレックスが提案するリノカの「106」だ。

ベースは100系

60系とリノカ106のベース車である100系とは80系を挟んで18年のタイムラグがあるものの、それをまったく感じさせない自然な仕上がり。ヘッドライトやグリルは60系の正規パーツを換装したうえで、より完ぺきなフィッティングを目指してフロントフェンダーやボンネット、バンパーを新規に起こすなど、徹底したこだわりが奏功している。ルックスは60系の特徴である「タフで頼れる道具感」を継承しながら、中身はラグジュアリーな100系そのものなので、カーテンエアバッグやクルーズコントロール、電子制御サスペンション、電動シートにシートヒーターと至れり尽くせりの内容。さらに、エンジンはランクル史上初の4.7LガソリンV型8気筒、セルシオにも搭載された2UZ-FE型なので静粛性の高さはお墨付き。足まわりはダブルウイッシュボーンなので快適性や信頼性にも優れている。「クラシカルでタフなルックスには憧れるものの、維持費を考えると躊躇してしまう」とロクマルを諦めていた人にとって、まさにリノカ106は救世主。厳選された中古車をベースに、ボディカラーやホイールデザイン、車高、内装が自分好みにアレンジできるのもリノカの醍醐味だ。

ずっと愛せる「Renoca」の魅力

60系のクラシカルなエクステリアを100系に違和感なく盛り込んだ106。メカは新しくて故障も少ないし、快適整備も充実、でも懐かしさを感じさせる親しみやすいルクスというのが106の魅力だ。ボンネットやフェンダーなどはオリジナル。ボンネットについてはなんと型から起こしたスチール製で、安全性と質感を両立。ドアの内側までしっかり塗装されているのもうれしい。



Renocaが欲しい。どうしたらいい?

リノカが気に入ったら、まずはホームページの「カスタムシミュレーター」で好みの仕様をデザインしてみよう。ボディカラーはデモカーのアルルブルーを含めて全16色。ヘッドライトは丸目2灯と角目4灯、フロントグリル、サイドミラー、バンパーはそれぞれメッキもしくはマットブラック、ホイールは5種類のなかから選べる。表示画面をプリントアウトまたはスクリーンショットしてスタッフに提示すれば、希望がスムーズに伝わる。106以外のリノカもある。
●ヘッドライトとグリルは60純正品に換装しているので、本物感がにじみ出る。強度や安全性、生産上の個体差の少なさから、ボンネットは樹脂ではなくスチール!

●ホイールはフィンデザインのディスク部にメッキのセンターキャップが映えるDEANカリフォルニアを選択。BFグッドリッチのオールテレインタイヤとの相性も◎

●シートはレザー、ファブリック、レザー×ファブリックのコンビなど12種類から選べる。木目パネルとソフトパッドをふんだんに使った内装は高級SUVならではだ

FLEXはイベントにも積極的!

フレックスはカスタム系イベントだけでなく、アウトドア系イベントにも積極出展。2019年7月末には、コールマン主催のキャンプイベント「ザ コールマン キャンプ」で展示試乗会を開催。参加者がみずから一般道を運転して、リノカやプラド、ハイラックスなどのデモカーを体感。さらに、フレックス専用のテントサイトには、ランクル/プラドオーナーが集結。今後もフレックスは、さまざまなイベントに出展していく予定。ぜひ近くにきたときは、リノカやデモカーに触れてみてほしい。その出来のよさにきっと驚くはず!
●2019年7月末、群馬県・嬬恋村のキャンプ場で開催された「ザ コールマン キャンプ」にも出展

●コールマンキャンプの会場では、リノカやプラドのデモカーを実際に運転できる試乗会を開催


●ツカベースさんはクラシカルなランクルに憧れていたが、快適性や経済性を考慮して100系ベースの106を選択。オプションのレザーインテリアも雰囲気満点だ。ルーフラックやけん引ヒッチも装備し、アウトドアを満喫している


●ちーちゃんさんが今年購入したばかりのランドクルーザープラド。ルーフレールやホイールをブラックにしたストリート系だ。足もフレックスがカスタムし、車高アップ。購入後1カ月で2000km走ったが、「車内も広いし、乗り心地もいいですね」と大満足
 〈文=湯目由明 写真=長谷川 拓司〉■問い合わせ先フレックスwww.flexnet.co.jp/

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