2019/10/03 ニュース

テスラが東京湾岸地区にスーパーチャージャー開設。テスラをオススメしたくなる理由とは?

世界最高性能のバッテリーチャージャー

テスラ ジャパンは2019年10月2日、東京・東雲(しののめ)に国内22ヶ所目のスーパーチャージャーポイントを開設した。テスラ スーパーチャージャーとは、テスラEV専用の急速充電器の総称。30分の充電で約250km走行可能にする、最大120kWの出力を誇るシステムだ。「現存するあらゆる充電技術よりも高性能」だとテスラは説明していて、世界中ですでに1万基以上設置されている、実績のあるものだ。
●こちらがテスラスーパーチャージャー。東雲に設置されたのはアーバンスーパーチャージャーと呼ばれるもので、本体が小型化している。その代わり、従来よりも5〜10分ほど充電時間が長くなる

●こちらが、従来からのスーパーチャージャー。場所を取ってしまうのがネックだ
今回の充電ステーションの名前は、「テスラ 東京ベイ スーパーチャージャーステーション」。丸の内や六本木などに続く、東京都心では4ヶ所目のスーパーチャージャーステーションである。設置されるスーパーチャージャーは8基。場所は「A PIT AUTOBACS SHINONOME」の駐車場内で、24時間年中無休で利用できる。
●充電中のテスラ モデルS。大きな音はほとんど出ていなかった
発表当日、テスラオーナーが多く集まり一斉に充電をしていた。近くにも寄ってみたが大きな騒音などしないし、熱が発生しているわけでもない。高効率なことを疑ってしまうほど静かだったのが印象的だった。なお、テスラ ジャパンではスーパーチャージャーとテスラ車を体験できるイベントも開催する。10月19、20日の両日、場所は同じく東京ベイ スーパーチャージャーステーションにて試乗イベントを行う。参加には申し込みが必要なので、興味のある人は申し込んでみよう。テスラEVの走行だけでなく充電や、テスラサービスセンター、併設のショップやカフェも一気に体験できるチャンスだ。申し込みは下記のリンクからhttps://www.tesla.com/jp/event/Tokyobay-2019Q3 

次ページでは右ハンドルのモデル3に試乗

 

モデル3の右ハンドルにも初試乗!

発表会当日は、日本にデリバリーが開始されたばかりのモデル3にも試乗できた。乗り込むと、相変わらずシンプルな内装には驚く。以前試乗した北米仕様は、もうラインアップされていないロングレンジバッテリーのRWD(後輪駆動)だったが、今回は右ハンドルのイギリス仕様。グレードはトップの「パフォーマンス」だった。
●試乗会場には、たくさんのテスラ EVが並んでいた
今回の試乗では後席に座ったのだが、乗り心地は前回のRWDよりも今回のパフォーマンスのほうがよく感じた。というのも、今回のはAWD(全輪駆動)。車重がRWD(のロングレンジ)に比べ100kgくらい増しているのが効いているかもしれない。全体的な細かな揺れが押さえ込まれているのが印象的だった。これで試乗車の20インチの大径ホイール+扁平タイヤでなく、スタンダードの18インチホイールならば、かなり高レベルのコンフォート性能になるのでは? と想像を膨らませてしまうほどだ。
●こちらが今回の試乗車「パフォーマンス」。航続距離530kmで、0→100km/h=3秒4の俊足ぶりがウリだ
モデル3の受注は好調に推移しているようで、一緒に試乗したディーラーの営業さんの話によると、購入者のグレード比率はトップかエントリーかで両極化しているようだ。モデル3の性格上、セカンドカー的な購入も多いため両極にわかれるらしい。どちらを購入したとしても装備面では大きな違いはないので、満足度は高いだろう。 

買い換えなくても、いつでも最新機能

テスラはモデル3に限らず、常時オンライン接続しているのが特徴。まるでスマートフォンのOSアップデートのように、クルマを自動アップデートしていく。ある日突然こんな機能が使えるようになったというのが、テスラの常識なのである。普通は一度買ったクルマは、買い換えない限り仕様は変わらない。しかし、テスラはいつでも最新のソフトウエアがインストールされる。いつも最新仕様なのだ。しかも、何かトラブルが発生すれば24時間体制でオンライン診断をしてくれる体制も整っている。この機能は、エントリーグレードのスタンダードレンジプラスでも対応しているところも嬉しいポイントだ。今までのクルマの常識とは違った、新しい考えかたのもとに運営されているのがテスラというメーカーなのである。
●走りながら常にまわりをスキャニングしているテスラのカメラ。まわりの状況がアニメーションで表示されていて、見ていて楽しい装備だ
付け加えて、テスラは全国の既存充電施設(CHAdeMOや普通充電)も使用でき、日本で一番充電できる場所が多いEVでもある。充電場所を検索する機能も備わるので、バッテリー容量不足で困ることも少ないだろう。500万円クラスのクルマ購入を検討している人は、一度試乗することをオススメしたい。これが21世紀の本来のクルマの姿か! とショックを受けることは間違いないはずだ。

●エンジンが前にないので、収納は前後で2ヶ所ある

●後ろのサブトランクは、かなり深さがある
 
●価格とバリエーション(2019年10月現在)テスラ モデル3・パフォーマンス 703万2000円(10%税込)航続距離:530km(WLTP)駆動方式:4WD0→100km/h加速:3秒4最高速度:261km/h・ロングレンジ 655万2000円(10%税込)航続距離:560km(WLTP)駆動方式:4WD0→100km/h加速:4秒6最高速度:233km/h・スタンダードレンジ プラス 511万円(10%税込)航続距離:409km(WLTP)駆動方式:後輪駆動0→100km/h加速:5秒6最高速度:225km/h 
<文&写真=編集部・青山>詳細はコチラから↓テスラ ジャパン オフィシャルサイト 



https://driver-web.jp/articles/detail/12225/ 

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