2019/06/20 ニュース

あおり運転対策だけじゃない! ドライブレコーダーがもっとも活用されたのは「側面衝突」だった。カーメイトが「交通トラブル」意識調査結果を公表

昨今、あおり運転や高齢者による交通事故などのニュースが多く報道され、たびたび話題になっている。こういった「交通トラブル」の実態を把握するため、カー用品を製造・販売するカーメイトが同社製品「ご愛用者登録者」約8000人を対象に意識調査を実施した結果が公表された。今回の調査は、「あおり運転」対策としてドライブレコーダーが注目されているなか、実際にドライブレコーダーが活用される「交通トラブル」はどんなものなのかを、同社のドライブレコーダー開発・販売の参考にするために行われたもの。結果は、遭遇率の高い事故は後方と側方の衝突事故で、360度全方向に注意が必要であることがわかったという。また、ドライブレコーダーの映像確認に役立ったのは「側面衝突時」がもっとも多く、購入意向の設問では「前後録画」よりも「360度録画」タイプが半数を上まわり、もっとも多い結果となったという。以下は、カーメイトが行った「交通トラブル」の意識調査の調査結果とその考察だ。

N=7932
 1)あなたが受けたクルマでのアクシデントでもっとも危険を感じたものはどれですか?
N=7932
 恐怖に感じる約4割は迷惑運転、続いて自転車に対して怖いと感じるのは、1位「急な割り込み(23%)」、2位「あおり(15%)」など迷惑運転が約4割を占めた。3位の「自転車の飛び出し(13%)」は、日常的で加害者になりやすいことへの恐怖と考察している。  2)その中で、事故や事件となったものは?
N=1284(事故遭遇者)
事故は後から・横からの「衝突」が約6割事故率を見ると、1位「後ろからの衝突(36%)」、2位「横からの衝突(23%)」と、不意に起きる「衝突事故」が全体の約6割に達している。衝突ほどではないが、「自転車の飛び出し(8%)」や駐車中のトラブルも1割近くあり頻度の高さがうかがえる。  3)そのときの対応として、よかったと思うものを2つまでご回答ください
N=1284(事故遭遇者)
警察への通報、続いて保険会社への連絡事故や事件に至った際に、もっとも効果的な対応は、1位「警察への通報」、2位「保険会社に連絡」であった。続いて、「ドライブレコーダーでの映像確認」、「ナンバーを控える」など説明材料になるものだった。「その他」に含まれる内容は、車両の盗難や車上荒らしなど、駐車中のトラブルに関するものだったそうだ。  4)「ドライブレコーダーでの映像確認」をした人はどんなトラブル内容だったのか
N=81(ドライブレコーダー活用者)
映像確認がもっとも役立ったのは「横からの衝突」ドライブレコーダーが役立ったのは、1位「横からの衝突(23%)」、2位「後ろからの衝突(18%)」、3位「急な割り込み(15%)」の順。警察や保険会社への状況説明に使用し、もめた際の事故処理時間の短縮や過失割合の交渉に役立てていた。衝突後に逃げられた際や、駐車中のトラブルなどにも活用されていた。  5)現在お持ちのドライブレコーダー、今後ほしいドライブレコーダーについて
N=7932

●現在所有する人(N=4475)

●回答者全員(N=7932)
万が一に備え、広い画角のものが望まれている現在使用しているドライブレコーダーは前方録画タイプが75%だった。しかし、今後ほしいドライブレコーダーを尋ねる設問では、「360度録画」が55%、「前後録画」が37%、「前方録画」が3%であった。このアンケートでは、経験したトラブルを質問したあとの回答ということで、影響を受けている可能性もあるが広画角録画のニーズは高いと分析している。また、「360度録画」を選んだ人の多くは「横からの衝突」、「全方位撮れる」点の安心感を理由としてあげていたという。「前後録画」を選んだ人は「前だけでは怖い」、「あおりや追突対策」が多かったなどがあった。 

[調査概要]

・調査対象:カーメイトご愛用者登録者(同社製品購入者)チャイルドシート、ルーフキャリヤ、ケミカル、ドライブレコーダー、ライティング製品等購入(ベビー用品、バイク用品、海外製品除く)・有効回答数:7932件・回答者年代:20代以下(4%)、30代(16%)、40代(32%)、50代(34%)、60代(11%)、70代以上(2%)、未回答(1%)・回答者男女比:男性(84%)、女性(16%)・調査期間:2019年5月26日〜6月4日
 

カーメイトの360度ドライブレコーダー

カーメイトは2017年に市販で初となる360度ドライブレコーダー「ダクション 360」を発売している。今回のアンケート結果でも、1台で前方だけでなく側方や後方も記録される360度録画タイプの需要が高いこと伺え、カーメイトの360度録画へのこだわりはニーズに合致していたことが裏付けられている。カーメイトのドライブレコーダーは、1つのカメラで半ドーム状のエリアを撮影できる全天周記録タイプの「ダクション 360」と、2つのカメラで上下左右すべてのエリアを撮影できる全天球録画タイプで、2018年発売の最新モデル「ダクション 360 S」をラインアップしている。1台で前後左右を録画したいと思っている人は、購入検討時の候補に入れてみてはいかがだろう。



 全天球録画だけでなく、フロントを高解像度で別録画する最新モデル
ダクション 360 S 全天周で360度を録画するエントリーモデル
ダクション 360 前方録画タイプのドライブレコーダーにプラスする後方録画用アプリとホルダー「スマホルダー」さらに、使っていないスマホを後方録画用カメラとして活用できるアプリ「DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)」とリヤガラスに取り付けるためのホルダー「リヤ専用スマホホルダー」もリリースしている
DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)とリヤ専用スマホホルダー *製品仕様・価格(税込み)などは発表時のもの
<問い合わせ>カーメイトhttp://www.carmate.co.jp/  

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