2018/10/01 ニュース

ついに世界の舞台へ! KONDO RACINGが、ニュル24hへ参戦開始!

ニュル24hとGT300クラスに参戦

日産とKONDO RACINGが、2018年10月1日に新規レース参戦計画を発表した。参戦計画は大きくわけて2つ。ひとつは来季のスーパーGTで、従来からのGT500クラスに加え、GT-Rニスモ GT3でGT300クラスにも参戦する。こちらは、S耐(スーパー耐久)に出ていた日産自動車大学校との合同プロジェクトの一環で、来季は参戦するレース自体をGT300クラスへ変更する形だ。そして、もうひとつはニュルブルクリンク24時間耐久レース(ニュル24h)への参戦。こちらもGT-Rニスモ GT3でエントリーする。プロジェクトは3シーズンを予定しており、世界一過酷なサーキットで行われる24時間レースに、全国の「ニスモパフォーマンスセンター」からテクニカルスタッフもチームメカニックとして参加する。発表会場では、近藤真彦監督が直々にドライバーを紹介。松田次生、高星明誠、藤井誠暢の3人がステージ上で挨拶をした。ニュル24hへは初参戦となるこの3人に、トム・コロネルを加えた4名でレースを戦う。
●右から、ミハエル・クルム アドバイザー、近藤真彦監督、松田次生選手、高星明誠選手、藤井誠暢選手。このチームでニュル24hを戦う
 

ル・マンではなく、なぜニュル?

素朴な疑問だが、なぜル・マンではなくニュル24hなのだろう? その辺りを聞いてみたが、答えは2つの理由からだった。まず、ル・マンとニュルでは参戦できる車両が異なる。ニュルは、世界中でさまざまなレースに参戦している、カスタマー車両のGT3が参戦可能なのに対し、ル・マンにはLM-GTEという車両での参加が義務付けられている。まったく違う車両になってしまうため、またGT-Rをベースに開発の必要があり、実際には参戦しにくいという。もうひとつは、ニュルという場所がGT-Rにとって特別なところだということ。歴代GT-Rが開発テストで何度も走り込んだサーキットだということも大きな理由だという。しかしファンから見れば、ル・マンとニュルの知名度は雲泥の差だ。近藤監督はニュル24hに優勝することが目標だとは言っていたが、将来的にル・マンの勝利が見られることもにも期待したい。

●ニュル24hに参戦する、GT-Rニスモ GT-3
   

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