2018/09/05 カー用品

ケンウッド、前方+後方録画、前方+車内録画から選べる。2カメラ仕様のドライブレコーダー2機種を発売

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドから、スタンドアローン型ドライブレコーダーを新たに2機種発売する。価格はいずれもオープン。2018年10月上旬発売。新たにラインアップされるのは、前方と後方の同時録画に対応した前後撮影対応の2カメラドライブレコーダー「DRV-MR740」と、前方と車内の同時録画に対応する車室内撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MP740」。2カメラ仕様は、ケンウッドのカーナビ連動タイプ(前方用のDRV-N530と後方用のDRV-R530)としてすでにリリースされていたが、スタンドアローン(単独動作)型としては初めて。昨今のテレビ報道などでさまざまな車載映像が流されており、これまでの「万一の事故の遭遇したときの備え」に加えて、あおり運転や、バス・タクシーといった公共交通機関の車内トラブルなど、車内外のさまざまなトラブルからの”自衛手段”としてドライブレコーダーが活用できることから、そういった需要に向けて開発されたものだ。 

前方+後方を記録する「DRV-MR740」

 
●「DRV-MR740」


「DRV-MR740」は、前方用カメラ内蔵のメインユニットをフロントウインドーに、後方用の2ndカメラをリヤウインドーに後方へ向けて貼り付ければ、自車の前方に加え、後方のクルマの動きなど、前後の状況を同時に録画できる。 

前方+車室内を記録する「DRV-MP740」


●「DRV-MP740」

「DRV-MP740」は、メインユニット(前方用カメラ)と車室内用の2ndカメラをフロントウインドーに貼り付ける事で、前方と車室内を同時に録画できる。車室内用カメラには赤外線LEDを搭載しているので、光量の少ない夜間やトンネル内での車内映像録画が可能だ。この2モデル。製品名の違いは”R”と”P”のみで、ちょっとわかりづらい。DRVはケンウッドのドライブレコーダーシリーズに付くもので、それ以降の”M”はマルチカメラの意で、メインユニット(前方カメラ)にプラスしてカメラがあるということ。そして、”R”はリヤ(=後方)、”P”はパーソン(=車室内の人)を表しているという。これを覚えておけば、購入時にもまちがえないハズ。 そのほか、2モデル共通のおもな特徴は以下のとおり。

■フルハイビジョン録画で高精細に記録

メインユニットの前方用カメラに加え、2ndカメラもフルハイビジョン録画に対応するから、ナンバープレートや標識など、走行時の映像を細部まで記録できる。メインユニット、2ndカメラとも1/2.7型フルカラーCMOSセンサーを搭載。最大記録画角は水平約100度、垂直約52度、対角約111度。

■夜間もしっかり撮れるF1.8の明るいレンズを採用

前方・後方・車室内のすべてのカメラにF値1.8の明るいレンズを採用することで、夜間のトンネルなどの暗いシーンの撮影に強いだけでなく、総合的に画質の向上に貢献している。

■HDR機能を搭載。明暗差の大きなシーンでもしっかり見える映像を記録する

「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載(前方用カメラのみ)しており、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境でおきやすい「白飛び」や「黒つぶれ」を抑え、安定した映像を記録する。

■最長24時間の長時間「駐車監視録画」機能を搭載

別売りの車載電源ケーブル「CA-DR150」を使用することで、最大24時間の長時間駐車監視録画に対応する。駐車中に衝撃や、動体を検知すると、検知の前後それぞれ5秒間、計10秒間を録画する。また、駐車録画が終了する前にさらに衝撃または動体を検知すると、駐車録画を最大1分間延長される。

■コンパクト設計で取り付けの自由度が高い


メインユニット(前方用カメラ)は、ビデオカメラ開発で培った高密度設計技術により、小型化(高さ87.9mm×幅50.6mm×奥行き31.9mm)を実現。ルームミラー裏にも収まりやすく、視界を妨げずに取り付けられる。2ndカメラのサイズは、高さ44.0mm×幅40.4mm×奥行き33.0mmと、こちらも取り付け性に優れるコンパクト設計だ。

■ノイズを抑えた「地デジ干渉対策」

ドライブレコーダーが発する微弱な電磁波による、カーナビの地デジ放送への影響を抑えるノイズ低減設計を施している。

■交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度に対応

ドライブレコーダー協議会が提供する交通事故時ドライブレコーダー買替補償制度に対応。事前に登録しておけば、レッカー移動を伴う交通事故にあったときに、ドライブレコーダーの再購入費用および諸経費の補てんのため、一律4万円の補償が支払われる。

■4つの録画機能を搭載

エンジンのオン/オフに連動して、自動で録画がスタート/ストップする「常時録画」タイプ。ほかに内蔵のGセンサーが衝撃や急激な速度変化を検知すると自動的に録画を開始する「イベント記録」、録画ボタンを押すことで任意に記録する「手動録画」、最大24時間の長時間駐車監視録画を行う「駐車監視録画」(別売りの車載電源ケーブル「CA-DR150」が必要)の計4つの録画機能を搭載。さまざまな車両状況を記録できる。

■「運転支援機能」がドライブをサポート

前方車両と安全な距離が保たれていないとき画面表示と警告音を発する「前方衝突警報」や、60km/h以上で走行中に車線からのはみ出しを警告(画面表示+警告音)する「車線逸脱警告」、信号などでの停止中に、前走車の発進を知らせる「発進遅れ警告」、長時間連続して運転すると休憩を促す「リフレッシュ通知機能」など、安全運転をサポートするほか、Gセンサーがクルマの動きを検知して、運転のしかたを自動診断。診断結果をアイコン表示で知らせる「エコドライブ表示機能」を搭載する。 
このほか、メインユニット背面には2.7型フルカラー液晶モニターを搭載し、記録映像の確認や各種設定ができる。高感度GPS(GPSおよびグロナスに対応)や、測位衛星受信回路の搭載で自車位置を記録。専用ビューアーソフト「KENWOOD ROUTE WATCHER Ⅱ」で走行記録を確認できる。フレームレート設定は27.5fpsで、LED信号機の無点灯記録を防止する。製品には16GBのマイクロSDカードが付属する。
●PCの専用ビューアーソフト「KENWOOD ROUTE WATCHER Ⅱ」では、前後の映像を同時に見られる。前方、後方を入れ替えて大きく見ることも可能だ
  「DRV-MR740」の詳しい情報はこちら「DRV-MP740」詳しい情報はこちら 
問い合わせ:JVCケンウッドTEL:0120-2727-87https://www.jvckenwood.com
 

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