2018/08/29 コラム

120系クラウン、貴方は前期派? 後期派?

40代以上の方にはきっと懐かしいはずの120系クラウンです。この時代のクルマは、今のようなイヤーモデル的な小変更ではなく、ひと目で前期・後期型の違いがわかるものが多かったですね。
●前期型4ドアハードトップ ロイヤルサルーン。ホイールキャップ仕様ってのも、またいいじゃないですか
1983(昭和58)年8月登場の7代目から、2Lの5ナンバー車にもロイヤルサルーンが設定されました。この前期型5ナンバーHTのロイヤルといえば、『太陽にほえろ!』で「山さん」(露口 茂)が駆っていた覆面車を思い浮かべる方も少なくないのでは? 懐かしいです。3ナンバーのロイヤルサルーンGがフォグランプ内蔵型のラジエターグリルとしたのに対し、前期型の5ナンバー車のフォグは、HT・セダンともバンパー内蔵型。前者に比べ、アクのないプレーンな顔立ちでした。
●後期型の特別仕様車「アスリート」(1987年4月)
それが85年9月のマイナーチェンジで後期型になると、グリルは3ナンバー車と同じくフォグ一体型に。テールランプも、ストップ&ターンランプを上下逆に配置して濃色化。俗に言う「ブラックテール」となりました。
●「トヨタ クラウン 完全ファイル」から
にわかに盛り上がってきた国産80s。この120系や8代目・130系も例外ではなく、中古価格も高騰中です。120系はどちらかといえば後期型のほうが人気のよう。でも、ここであえてこざっぱりした前期型5ナンバーを狙うというのもアリかもしれません。ただしタマ数は極端に少ないです(ちなみに筆者はかつて前期・後期とも所有…)。
●一見新型だけ…のようですが、じつは歴代モデルのカタログのほうがはるかに多いです(笑)
そんな120系をはじめ、初代から新型までの歴代モデルを1冊にまとめた「トヨタ クラウン 完全ファイル」、好評発売中です。8月31日に「新型 スズキ ジムニー 完全ファイル」の発売を控えていますが、クラウンのほうも どうぞよろしくお願いします。(編集部・土田)

RANKING